ヴィレッジヴァンガードのオンラインストアに、やけに薄いロータリーエンジンの姿が現れた。なんと、これはお皿だという。

「本商品を企画するにあたり私達はまず、12A型エンジンのローターハウジングとローターを調達しました。研磨剤で磨き上げた後、平面部分をスキャニング。スキャンデータを元に、美濃焼の職人が実用性とロータリーエンジンらしさにこだわり、新たに型から起こし作り上げました。ローターハウジング皿の中に、ローター皿がすっぽりおさまる設計により、食卓で12A型エンジンの2ローターを再現致します。サイズ感は、ハウジング皿におにぎり2個、ローター皿にたくあんがジャストフィットするサイズです。分かる人にはマジで最高…な商品です。」




 元ネタとして選んだのが12Aというところがまたしびれるではないか。12Aは、マツダの市販ロータリーの始祖・10A(1967年)のハウジング幅を拡大したエンジンで、1970年にカペラに搭載されて初登場、単室容積は573ccとしていた。RX-7をはじめ、さまざまな車種に採用されていたREである。




 ローターに親しみを込めて「おにぎり」とはよく言われるが、実際にハウジング皿におにぎりをふたつ、ローター皿にたくあんというのがいかにもしゃれているではないか。ぜひ、置くおにぎりは白米のみの塩むすび、センターに梅を置きたい。

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情報提供元: MotorFan
記事名:「 ロータリーエンジンを食卓に、いや、ロータリーエンジンでお食事を?