昨年春、木曽町日義(南行き)と、ここ、南木曽町田立(北行き)で、突如、出現した新設LHと既設HのWオービス状態。今回の調査で木曽町日義のWオービスが解消されていたことは確認したが、当然、南木曽町田立も、と思いきや、こっちは相変わらずそのまんま。一体何で?

W警告板もそのまんま!

既設Hには相変わらず「運用停止中」のカバーが! 実質的に撤去と言っていいだろう。
トンネルの手前と出口先の事前警告板も残存。


 長野県内にWオービスが出現したのは、2017年秋。長野道、塩尻IC先に設置されていたHシステムのわずか50m後方に、LHシステムが新設されたのが最初だ。続いて、昨年春に、国道19号線の木曽町日義南行きと南木曽町田立北行きの既設Hの直ぐ手前にLHシステムが新設されたのだが、なんとHは撤去されずにアンテ部分に「運用停止中」のカバーが被され、そのまま放置。まさに摩訶不思議な変則Wオービス状態となった(H用の事前警告板も残存)。




 が、昨年秋にまずは長野道の既設Hが撤去され、さらに、今回の調査で、木曽町日義のWオービスも解消(さらに反対側、北行きのHシステムも消滅)。それぞれLHの一機体制になったことが確認された。




 ところが、なんと、南木曽町のWオービスはW警告板と共にそのまま放置。もちろん、近いうちにHシステムが撤去されるはずだが、それにしても古今東西、こんな例は長野県が初めて。たぶん、予算や工期の調整の問題なのだろうが、他に例を見ないだけに、なおさらその理由が知りたくなるというわけだ。




 いずれにしても、これで長野県内のHシステムはすべて撤去されたことになり(1機のみ撤去予定)、残りはいずれもレーダー探知機の効かないループコイル式のLHと新型Lのみ(高速道路:4 一般道:2)。これからの観光シーズン、くれぐれも注意してほしい! 

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情報提供元: MotorFan
記事名:「 南木曽町のWオービスは、そのまま放置! ついに壊滅、長野県のHシステム! 最終回【交通取締情報】