エクステリアには専用色のデイトナグレイ マットエフェクトを採用し、フロントスポイラー、サイドシル、ディフューザーはグロスブラックで、精悍な印象に仕上がっている。
マットブロンズ仕上げの20インチのホイールが組み合わされ、さらにシャープを増した。デイトナグレイ マットエフェクト以外にも、デイトナグレイ パールエフェクト、スズカグレイ メタリック、フローレット シルバーメタリック、ミトスブラック メタリック、アスカリブルー メタリック、ケモーラグレイ メタリックも用意されている。
インテリアはグロスカーボンファイバー製のインレイが装備され、セレクターレバーとステアリング、センターアームレストなどはブラックを基調に仕上げられ、コッパーカラーのステッチが施されている。またセンターコンソールやドアにはDecenniumロゴが装着される。このロゴは特殊な粉末を使用して、数千分の1mm単位での粗面化処理が施される。これはアウディが特許を取得している部分マット仕上げだ。ドアを開けるとプロジェクターライトがDecenniumロゴとシリアルナンバーを地面に投影するという仕掛けも内蔵されているのだ。
R8は昨年秋にマイナーチェンジが発表されたばかりだが、この限定車はその新型R8と同時に発売される。マイナーチェンジではバンパーやシングルフレームグリルなどのデザインを一新され、新たな表情が与えられた。5.2LのV10NAエンジンも「クワトロ」が540psから570psへ、「パフォーマンスクワトロ」が610psから620psへとパワーアップされている。
ちなみに限定車のR8 V10 Decenniumは620psの「パフォーマンスクワトロ」がベース。世界限定222台で価格は22万2000ユーロ。発売は欧州で2019年春から行われるが、日本への導入時期や価格は未定だ。