これはウエット路面でPSM(スタビリティ・マネージメント)やPTM(トラクション・マネージメント)を通常よりも早めに介入させ、不測の事態に陥らないように転ばぬ先の杖として機能する。他にも90km/h以上でリアスポイラーがパフォーマンスモードまで起き上がり、アクセルの“つき”が抑えられて、8速ATの制御もそれに従い、高めのギアを選択するようになるという。作動中はタコメーターの右にワーニングランプが点灯する。
フロントインナーフェンダーにマイクを設置して、水の巻き上げ音を関知すると作動する。ワイパーの雨滴検知と違うのは、雨が降っていなくても、路面の変化を検知できることで、たとえばにわか雨の後のウエット路面にも反応できるのだ。
もちろん任意で作動させることもでき、センターコンソールのスイッチかオプションのスポーツクロノパッケージを装備することでステアリングにウエットモードスイッチが用意されるという。