このような変化に富む中国の自動車アフターマーケットで、トップウェイ社は、華南地区の大手カーナビメーカーの一つとして多数の車載システム機器を出荷しており、特にAndroid対応カーナビの開発に力を入れています。この中国のアフターマーケットで大きなシェアを持つトップウェイ社の4G対応製品の新シリーズに、テックポイント製映像受信用半導体「TP2850」が全面採用された。
本製品は、テックポイントが創業以来培ってきた設計技術を生かして開発した、同社独自規格「HD-TVI」を採用した1チャンネルレシーバーで、高品質な標準規格であるCVBS信号およびハイビジョンアナログビデオに対応している。また、本製品に採用している「MIPI CSI2インターフェース」は、自由度が高く、市場の多くのナビゲーションシステムのシステムオンチップ(SOCs)とシームレスに接続することができる。TP2850は、既に同様に華南地区大手のカーナビ開発メーカーであるXYオート社にも採用されるなど、機器メーカーへの採用が続々と決定している。
トップウェイ社のGeneral ManagerであるDaniel Chen氏は、「私たちは、長い間、パフォーマンスを損なうことなく、複数の機能を1チップで実現できる半導体を探していました。テックポイントのTP2850 は、コスト面、条件面の双方を満たす製品でした。私たちの4G対応製品に、テックポイントのTP2850を採用できて非常に嬉しく思っています 」と評価している。
なお、 本製品の出荷による、 同社2019年12月期通期業績予想への影響は軽微の見込み。
※1 一般財団法人自動車検査登録情報協会 車種別の平均車齢推移表 (平成30年) https://www.airia.or.jp/publish/statistics/trend.html
※2 テックポイント調べ