そこで同社は新しいコンセプトの材料・熱処理による長寿命・高ロバストを実現した更なる長寿命軸受を開発した。今回の開発により、顧客の車両信頼性向上、メンテナンス工数の削減、コンパクト化などに貢献する。
【量産開始】2019年
【売上目標】2億円(2020年)
【販売先】建設機械メーカー、農機具メーカー、鉄鋼メーカー 等
軸受の損傷は内部起点剥離と表層剥離に大別されますが、農業機械・建設機械用軸受では内部起点剥離はもちろんのこと異物油中環境下で圧痕を起点とした表層剥離に対する耐久性向上が有効な手段となる。
(1) 材料成分と、熱処理条件の最適化による組織強靭化
(2) 微細炭窒化物析出に起因する軌道表面の高硬度化
(3) 残留オーステナイト(残留γ)の適正量確保による疲労強度向上