生産終了からこれだけ年数が経っていても乗っているオーナーは、当然ながらこの初代カングーをかなり気に入っていて、とても大事にしているはず。思い入れも相当に強いはずだ。
だから自分の愛車と同じミニカーなんて持っているのが当たり前……なのかと思いきや、なんとこの初代後期型カングーのミニカーは、売っていないのである。日本だけではなく、どこを探しても見つけられないのだ。フランスにもないし、ルノー本社で聞いても「見たことないねぇ」とつれない返事……。
ここに「後期型」の悲しい宿命がある。ミニカー化されるのは、たいてい新型としてデビューした直後のタイプ。つまり、のちに「前期型」と呼ばれることになる世代のモデルだ。
それでもスポーツカーなど趣味の対象になり得る車種であれば後期型がミニカー化されることも珍しくはないが、いかんせんカングーは量販車に過ぎず、もっと言えば商用車がメインだ。わざわざ後期型を商品化したって、たいして売れないと言うのがミニカーメーカー側の判断だろう。
とはいえ、日本で初代に乗っているオーナーは、間違いなくカングーの熱狂的なファンのはず。後期型のミニカーを心から待ち望んでいるはず。
そんなみなさんのご期待に応え、我がニューモデル速報インポートが初代後期型カングーのミニカーを作ります! 開発の骨子は下記の通り。
・オーナー待望の初代カングー後期型
・右ハンドル国内向け仕様
・製品化されるのは(たぶん)初めて
・カラーは4種類
・ブルーモデルのみこだわりのカラードバンパー!
・精巧モデルで知られるスパーク社製
・1/43スケール
・価格は未定
・発売は2019年5月頃の予定
ここに掲載している写真は製作中のプロトタイプで、発売されるものとは仕様が異なるけれど、けっこう頑張ってリアルに作っているので乞うご期待!
当記事で制作過程をレポートしていたルノー・カングー初代後期型の1/43ミニチュアカーが、ついに発売されることになった。
ニューモデル速報インポート編集部の監修のものに開発されたこだわりの逸品で、製造は精密ミニチュアカーメーカーとして知られるスパーク社が行う。
生産台数は日本におけるイメージカラーの黄色が700個。 そのほかの青・白・赤は各100個ずつの貴重なモデルとなる。
発売日は5月20日(月)で、4月26日(金)より事前予約を開始している。
さらに5月19日(日)に開催されるルノー・カングー ジャンボリー2019(山中湖交流プラザ「きらら」)にて先行発売を予定している。