新開発プラットフォーム「HEARTECT」を採用したスイフトをベースにスポーツテイストを強調した一台。従来は自然吸気だったが、新型ではターボを搭載し、2500rpmから23.4kgmという大トルクを発揮。1000kgを下回るボディを軽快に操る楽しさに満ちている。




TEXT●山本晋也(YAMAMOTO Shinya/写真解説)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)/平野 陽(HIRANO Akio)

欧州仕様と同じワイドボディを採用したことで3ナンバーとなった。17インチアルミホイールは標準装備となる。リヤバンパーの左右から飛び出したマフラーはスイフトスポーツのアイコン的存在でスポーツ性の象徴だ。

全長×全幅×全高 3890×1735×1500mm

ミラー・トゥ・ミラー 1870㎜
開口高 720㎜


スイフトスポーツ


全長×全幅×全高(㎜):3890×1735×1500


室内長×室内幅×室内高(㎜):1910×1425×1225


ホイールベース(㎜):2450


トレッド(㎜)前/後:1510/1515


車両重量(㎏):970


エンジン種類:直列4気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):1371


最高出力(kW[㎰]/rpm):103[140]/5500


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):230[23.4]/2500-3500


燃料タンク容量(ℓ):37(プレミアム)


トランスミッション形式:6速MT


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:195/45R17


最小回転半径(m):5.1


JC08モード燃費(㎞/ℓ):16.4 ※MT車


車両本体価格:183万6000円


月間登録台数:1401台(18年3月〜18年8月平均値)


現行型発表:17年9月

基本的な造形は標準車と共通だが、赤いグラデーション処理をされたカーボン風加飾パネルや赤く塗られたタコメーターなどが情熱的な雰囲気をプラスしている。アルミペダルの採用は、もはや伝統となっている。6速MTは適度に短めでスポーツフィーリングだ。

後席:シート地以外は標準車と同等、コンパクトカーらしいサイズ感だ。ヘッドレストも3つあり、3名がしっかり座ることができる。センタートンネルが若干盛り上がっているため中央の足元には狭さを感じるだろう。
前席:サイドサポートの張り出した専用シートが身体をしっかりとホールド。座面長も十分で膝裏まで安定して支えてくれる。ステアリングのチルト&テレスコピックとシートリフターによりポジションを調整できる。


通常時:奥行き670mm

後席格納時:高さ870mm 奥行き1430mm 幅1010mm

6対4分割可倒式の後席はシングルフォールディングタイプで格納時に段差が残ってしまうシンプルな設計。後席使用時の荷室容積は265ℓ。スポーツカーとしては十分以上の実用性を確保しているといえる。ラゲッジシェルフ(トノカバー)は標準装備されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 欧州で鍛えた本格派の味わい「スズキ・スイフトスポーツ」〈ひと目でわかる人気車種のすべて〉