これに対し、新型となる7代目は正常進化プラスアルファの要素として、スポーティな走りを求めるファンの声にも応えるラインナップを用意。それが、400ps近いハイパフォーマンスを誇る直列6気筒エンジンを搭載する「M340i」であり、ガソリンやディーゼル、さらにはプラグインハイブリッドまで用意されたラインナップでもひと際目を引く。
日本へは順次ラインナップが拡充されていく模様だが、まずはサイズからその進化をみていきたい。
新型になり、全体的にひと回り大きくなった3シリーズ。特に全長が伸びたことによって、よりスポーティなFRモデルらしい佇まいになった。
4700mmを超える全長、そしてワイド化された全幅は、日本市場においてはやや大きめ。現行型から新型への乗り換えを検討しているオーナーの中には、車庫事情に頭を悩ませる方も現れるかもしれない。
数値はいずれも欧州仕様のもので、日本仕様の現行型はドアハンドルの形状を変更することによって全幅が1800mmとされた。新型でも、こういった日本仕様オリジナルの変更が加えられる可能性はある。
新型になって全長が76mmも伸びるなどサイズアップを果たしたが、さすがに最小回転半径はあまり変わらない。4輪駆動となる「xDrive」で最小回転半径がやや拡大するのは、現行型でも新型でも同様だ。
新旧でラゲッジ容量は変わらない数値。プラグインハイブリッド車を除き、分割可倒式の後席を格納してラゲッジ容量を拡大できる使い勝手も同じだ。