後方のビルの窓が紛らわしかった在りし日のHシステム。 現場は以前から速度超過やハンドル操作ミスによる事故が多発している地点。10年前にも走行中の大型トレーラーがカーブを曲がりきれずにバランスを崩し、横転するという重大事故が起こっている。それだけに、撤去されたHシステムはスピード取り締まり オンリーではなく、事前に電光警告板を2連設置するなど、速度抑制=事故防止にも一役買っていたわけだ。
が、全国的なHシステム撤去の潮流の中、ついに撤去されたわけだが、場所が場所だけに、「危険な事故を抑止する」という意味でも、ここはぜひとも、新規オービスを後継として設置したいと警察は考えているはず。それが、アーチや警告板、さらに電光板までもが残存している理由なのかもしれない。
果たして、今や固定式オービスの主役となったLHシステムが新設されるのか、はたまた新たにループコイルを埋める手間と費用が省けるレーザー式が採用されるのか、動向を見守りたい。