スーパースポーツのような軽快なハンドリング、ダイレクトなフィーリングと力強い加速を持ちつつ、そのパワー特性は扱いやすいもの。ビギナーからベテランライダーまで、幅広いライダーが気軽に楽しめるバイクとなっている。
シャシーはスリムかつ軽量で、車両重量は193kg。スリムに絞り込まれたシートは足着き性に貢献するほか、ライディングポジションをとったときのフィット感にもつながっている。セパレートのハンドル位置は高めに設定されており、ライディングポジションにも無理を強いない。
このように2017年にフルモデルチェンジして発売されたNinja650だが、2018年モデルに引き続き、2019年モデルでも主な変更点はカラー、グラフィックのみにとどまった。2018年モデルでは2色展開だったが、ラインアップされていたキャンディプラズマブルー×エボニーのカラーリングはなくなり、2019年モデルではメタリックスパークブラックの1色のみとなっている。
同日に発売となるNinja650 KRT EDITIONはスーパーバイク世界選手権(SBK)で戦うカワサキZX-10RRをモチーフとしたデザイン。スタンダードモデルとスペックは同等だ。こちらは2018年モデルから、主な変更点はない。
メーカー希望小売価格はいずれも消費税込みで、Ninja650が80万7840円でNinja650 KRT EDITIONが82万9440円となっている。
車名(通称名) Ninja 650
マーケットコード EX650KKF
型式 2BL-ER650H
全長x全幅x全高 2,055mm×740mm×1,135mm
軸間距離 1,410mm
最低地上高 130mm
シート高 790mm
キャスター/トレール 24.00°/100mm
エンジン種類/弁方式 水冷4ストローク並列2気筒/DOHC4バルブ
総排気量 649cm³
内径x行程/圧縮比 83.0mm×60.0mm/10.8:1
最高出力 50kW(68PS)/8,000rpm
最大トルク 65N・m(6.6kgf・m)/6,500rpm
始動方式 セルフスターター
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式 セミドライサンプ
エンジンオイル容量 2.3L
燃料供給方式 フューエルインジェクション
トランスミッション形式 常噛6段リターン
クラッチ形式 湿式多板
ギヤ・レシオ
1速 2.437(39/16)
2速 1.714(36/21)
3速 1.333(32/24)
4速 1.111(30/27)
5速 0.965(28/29)
6速 0.851(23/27)
一次減速比 / 二次減速比 2.095(88/42)/3.066(46/15)
フレーム形式 ダイヤモンド
懸架方式
前 テレスコピック(インナーチューブ径 41mm)
後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル
前 125mm
後 130mm
タイヤサイズ
前 120/70 ZR17M/C 58W
後 160/60 ZR17M/C 69W
ホイールサイズ
前 17M/C×MT3.50
後 17M/C×MT4.50
ブレーキ形式
前 デュアルディスク300mm(外径)
後 シングルディスク220mm(外径)
ステアリングアングル (左/右) 32°/ 32°
車両重量 193kg
燃料タンク容量 15L
乗車定員 2名
燃料消費率(km/L)※1
32.1km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、2名乗車時)※2
24.0㎞/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
最小回転半径 2.8m
カラー メタリックスパークブラック(BK1)
※1: 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2: 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3: WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。