外見を見ると、デトロイト版にはフロントバンパーのサイドマーカーが装着されているが、日本仕様にはない。北米の基準に適合するための装着と思われる。
また、日本仕様のスペックを見ると、特に気になるのが車重。
6気筒エンジン搭載のRZが1520㎏なのに対し、4気筒エンジン搭載のSZ-Rは1450㎏、SZは1410kg。RZとSZの間で110kgの差ができている。
エンジン重量と補器類による重量差か。
実は、12月末のA90プロトタイプ試乗会の段階で4気筒バージョンの存在がにおわされていた。そして、6気筒のRZと4気筒グレードを比べると、前後の重量配分は若干ではあるが4気筒のほうがより50:50に近くバランスが良いとの噂があった。
現段階ではそうしたデータは得られていないが、今後インプレッションなどで明らかにしていきたい。
また、ホイールベースは新型スープラは2シーターに割り切ったことにより「86」よりも100mm短い2470mmを実現している。ホイールベースとトレッドの比率は1.55となっており、他の量産スポーツカーと比べても小さく、レーシングカート並みの数値を実現しているという。重心高も86よりさらに低い。
自動車評論家のプロトタイプ試乗レポートでもその旋回性やコーナーリング時の安定性が強調されていたように、スペックからもそのピュアスポーツカーとしての性能が見て取れる。