タイムアタックでタイムを狙うほど、タイヤは軟らかいコンパウンドを選択することになる。そうなると、アウトラップでタイヤに熱を入れたくない(入れるような走行をしたら計測周でタレてしまう)。となると、ブレーキ自体も適正温度域まで温まめられない。
そこで、Type-Rなのである。適正ローター温度は0〜650℃。タイムアタックでは何ラップも周回しないので、650℃以上の性能は必要ない。それよりも、計測周に入っていきなりブレーキバランスよく、しかも高いコントロール性で制動力を発揮してくれることが重要になる。