WRX STIベースの限定モデル、S208に装着されていたのは、
同社が新たにリリースした『EPU』なるエキゾーストシステムだ。
これまで藤壺技研工業が扱ってきた排気系パーツは、ECUまで含めて基本的にフルノーマル車への装着を前提に設計されたものだった。
それに対して『EPU』はライトチューン車、たとえばターボ車であればブーストアップ仕様への装着まで見越して設計されているのがコンセプトとして新しい。
具体的なパーツ構成はエキマニ、メタルキャタライザー、マフラーの3点で、排気系を全面的に刷新する。パワー志向のエキゾーストシステムのため、重視されてるのは言うまでもなく排気抵抗の低減だ。
そこで、排気系において最も大きな抵抗となる触媒は専用メタルキャタライザーを開発。本来トレードオフの関係にある排気抵抗と排ガス浄化性能のバランスを徹底的に突き詰め、車検対応の範囲内で最大限のパワー&レスポンスの向上を実現しているのだ。
現在、S208の他、NDロードスター用と86/BRZ用をラインアップ。今後は順次スポーツ系車種への対応を増やしていくとのことだから、オーナーは期待していてほしい。