※レーダー式(他はレーザー式)
これに、今回、導入が判明した青森、山梨、奈良県を加えて、合計、22都道府県。他にも千葉県、岡山県などにも導入が予定されている。ただし、山梨県は平成29年の6月に入札を行い、株式会社カナデンというところから、1,080万円で、今や可搬式移動オービスの主役となった、東京航空計器製のレーザー式オービス、LSM-300を購入済みなのだが、なぜか、当情報局には取り締りの目撃報告が入っていない。なにか不具合があったのかと、勘ぐりたくなるってもんだ(目撃報告をお待ちしてます)。
さらに、青森県警は青森銀行の関連会社、あおぎんリース株式会社からたぶんひと月あたり189,540円でリース契約を結んでいる。約60ヶ月、5年間以上使うと購入した方が安くなるが、なんとも微妙な数字だ。ちなみに奈良県は、入札の結果が不明だが、納期が平成31年2月28日になっているところを見ると、運用開始はまだ先の話ということになる。
なお、山梨県の随意契約結果表をよく読んで見ると、その契約理由として「東京航空計器(株)製のLSM-300は、別添のとおり、株式会社カナデンが東京航空計器(株)から販売を委託された国内唯一の代理店であることから、(株)カナデンからしか購入できないため」とある。となると、他の都道府県にとっても必然的に購入=(株)カナデンから、ということになり、競争原理がまったく働かない。これっていいんですかね。
いずれにしても平成31年早々、可搬式移動オービスの導入都道府県が半数を超えることはもはや間違いない。ただし、各都道府県ごとの導入台数を考えれば、まだ、旧来のレーダー式や光電管式も現役バリバリで活躍するはず。くれぐれも可搬式移動オービスばかりに気を取られないように!
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