なんでか知らない(いや薄々知ってはいる)が、道路工事と同じように月末、年末、年度末になると、そこかしこでおまわりさんを見掛けることが多い気がする。
まあ、何かと慌ただしい年末には交通事故なども増えるからだろう。
飲酒運転や、最近話題のあおり運転なんてのは積極的に取り締まってもらってほしいが、世の中にはどうにも納得いかない「取り締まりのための取り締まり」にしか思えないものもある。
あくまでも決められた交通ルールに違反した自分が悪いのは、重々承知はしてますけど。
いかにも右折したくなりそうな交差点の右折禁止違反とか、複雑な合流をしている交差点の進入禁止だとか、渋滞スポットに続く道幅の広い直線での速度違反取り締まりなど、故意でなくとも違反してしまいそうなポイントはどこにでも存在する。そしてそういった場所は、土地土地で有名なおまわりさんが隠れているスポットだったりする。
そんな「絶対ここって取り締まりのドル箱ポイントだよね」ってなところを根本的な解決もせずに、ただただ毎月取り締まりをしてるのを見るとホントにムカつく。
実は、交通違反の罰金(正確には反則金だけど)の使い道というと、
国の一般会計に入り、その1/3が特別交付金として市町村に交付。残りの2/3が都道府県に交付されて、都道府県の公安委員会と道路管理者に配分されるそう。
で、最終的に反則金は
信号機の新設(公安委員会)
道路標識・道路標示の新設・補修(公安委員会、道路管理者)
横断歩道橋・歩道・ガードレールの設置(道路管理者)
救急自動車・交通安全教育用施設の設置(市町村・都道府県)
カーブミラーの設置(道路管理者)
と言った用途に使われるらしい。
だったら罰金はその違反ポイントの根本的な解決に使えよ!
と、文句を言っても悪いのは自分なので、まずは違反をしないように、落ち着いて安全運転を心掛けたいものですね。
罰金(だから反則金だけど)なんて、そもそも普通にしてれば払わなくてもいいお金だし、間接的に交通安全に寄与はしてるけどさ、自分の愚かさを突きつけられること以外には、まったくもって無駄な金の使い方。
ということで、自ら交通安全インフラの整備に”間接的“に関与したくないなら、まずは違反切符を切られない安全運手を心掛けたい。
多くの違反は、イライラした気分や、先を急ぐがあまりの焦りから犯してしまものだろう。
ありきたりですが、まずは
・時間に余裕を持って行動して、極力急がなくてもいい状況をつくる。
・先を急ぎたい時に遅いクルマが前を走っていたら、自分の親やおじいちゃんが運転していると思ってみる。
・約束に遅れそうになっても、速度の出し過ぎで事故を起こす(違反で捕まる)くらいなら遅刻の方がまし。
など想像力を働かせ、心に余裕と優しさを持つようにすれば、速度超過や標識の見落とし、無理な追い越しなど交通違反や危険な運転をしなくなるだろう。
とはいえ、何かとギスギスした社会に生きる現代人。
自分が大人しくしていても、ちょっとしたきっかけで煽り運転をされたりもする。
乱暴な運転をされて、イラっとして自分も乱暴な運転になってしまったりすれば、最近よく報道されているような“事件”にもなりかねない。
そんな、自分も怒りの感情にかられそうな時には、1から6まで数を数える(怒りでアドレナリンが分泌されても6秒でピークを過ぎるそう)とか、まず一回深呼吸をしてみるなど、怒りを抑える(沈める)動作をするといいらしい。
そいうった怒りの感情をコントロールする方法を「アンガーマネージメント」といい、最近はそのノウハウを集めたウェブサイトも数多く、簡単に情報を得られるので、のぞいてみるのも交通違反の回避につながるかもしれない。
では安全運転で、幸せなクリスマス&年末年始を!