Nissan GT-R50 by Italdesignは、GT-Rとイタルデザインがそれぞれ2019年、2018年に生誕50周年を迎えることを記念し、最新のGT-R NISMOをベースに共同開発したモデルだ。プロトタイプモデルのボディカラーは特別なグレイ塗装仕上げにゴールドがアクセントになっていたが、限定生産モデルでは顧客が好きなボディカラーの組み合わせを指定し、あわせてインテリアカラーも選択することができる。
Nissan GT-R50 by Italdesignのプロトタイプモデルは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード以降、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキットや米国のロレックス・モントレー・モータースポーツ・リユニオンにて披露され、銀座にある「NISSAN CROSSING」にも展示された。そして、12月7日からは日産グローバル本社ギャラリーに展示される。
では、6月に発表されたNissan GT-R50 by Italdesignのプロトタイプと今回発表されたプロダクションモデルを比べてみよう。基本的にすべてCG画像だから、プロトタイプのCGを修正してプロダクションモデルのCGを制作したのだと想像するのだが……。
外観で違う点は、サイドビューミラーの形状だ。上下に薄くスペシャルな造りのミラーは、一般的な形状になっている。が、インテリアの写真を比べてみると、ミラーはプロダクションモデルでも、プロトタイプと同じものがついている。どちらが本当なのか(些細な違いだが、CGを修正するときの修正漏れか)。またプロトタイプとプロダクションモデルではリヤウィングの形状が違って見えなくもないが・・・これはおそらく同じだろう。
内装で違うのは、メータークラスターの表示が違う。しかし、これはフル液晶のデジタルメーターであれば、いかようにもなるので、同じと考えていいだろう。プロダクションモデルでは、センターコンソール上部に新たにモニターが装備されている。
「世界中の日産ファン、そして「Nissan GT-R50 by Italdesign」に関心があるお客さまからの反応は予想を大幅に上回るものでした。GT-Rとイタルデザインの50周年を記念するこの50台は、今後長きにわたって、日産が誇る高度なエンジニアリングとスポーツカーの伝統への讃辞を体現した車になるでしょう」
と日産でスポーツカーのプログラム・ダイレクターを務めるボブ・レイシュリーはコメントしている。
「Nissan GT-R50 by Italdesign」に興味がある人は、ウェブサイト「www.GT-R50.nissan」にアクセスし、イタルデザインへ相談してください、ということだ。テーラーメイドの「Nissan GT-R50 by Italdesign」は、2019年から2020年にかけて納車される予定だ。
Nissan GT-R50 by Italdesign(プロトタイプ発表時のスペック)「Nissan GT-R50 by Italdesign」に興味がある人はこちらへ
ボディサイズ
全長×全幅×全高:4784×1992×1316mm
ホイールベース:2780mm
エンジン
ニスモ製3.8ℓVR38DETT型V6ツインターボ
ギヤボックス:強化デュアルクラッチ6速シーケンシャルギヤボックス
サスペンション:ビルシュタインDampTronic
ブレーキ:ブレンボ製2ピースフローティングドリルドディスク
F:6ピストンモノブロックキャリパー(フロント390×32.6mm)
R:4ピストンモノブロックキャリパー(リヤ380×30mm)
ホイール:フロント:21×10J
リヤ:21×10.5J
タイヤ:ミシュラン・パイロットスーパースポーツ
フロント:225/35R21 リヤ:285/30R21