開発者は、最適なピン配置、クロック設定、開発初期段階における消費電力計算など、マイコンの設定機能を活用することができる。さらに、ペリフェラルおよびミドルウェア・スタック(TCP/IPスタックやUSBスタックなど)の設定用ツールも含まれているほか、パラメータの制約条件を動的に検証することも可能。
STM32CubeMXでは、設定が完了すると初期化コードが生成される。このコードは、IAR-EWARM、Keil MDK-ARM、STM32用AC6-SystemWorkbench、GCC(GNU Compiler Collection)などの数多くの開発環境ツールチェーンで使用することができる。
STM32CubeMXは、主要なオペレーティング・システムで動作するスタンドアロン型のソフトウェア、またはEclipseのプラグインとして提供される。また、専用のハードウェア抽象化レイヤ(HAL)、ミドルウェアやサンプル・コードを含む、その他のSTM32Cubeソフトウェアとともにwww.st.com/stm32cubemx から無償でダウンロードできる。