PSoC 6は、IoTセキュリティに向け、セキュアなブート機能に加え、ファームウェア、アプリケーション、暗号キーなどのセキュアアセットを保護するためのセキュアデータストレージを備えたハードウェアベースのTEE(Trusted Execution Environment)を内蔵している。またPSoC 6は、ECC(楕円曲線暗号)、AES(高度暗号化標準)、セキュアハッシュアルゴリズム(SHA-1/2/3)など、業界標準の対称および非対称暗号化アルゴリズムを実装している。
マウザーでは、評価および開発に向けて、PSoC 6 WiFi-BTパイオニアボード、TFTディスプレイシールド、必要となるジャンパワイヤ、およびUSBケーブルが含まれている、PSoC 6 WiFi-BT Pioneer Kitも取り扱っている。パイオニアボードは、Arduino UnoシールドおよびDigilent Pmodモジュールと互換性のあるヘッダフットプリント、5セグメントスライダ、2つのボタン、ひとつの接近センシングヘッダを備えているので、CypressのCapSense 静電容量式タッチセンシング技術の評価を可能にする。TFTディスプレイシールドボードは、2.4インチモジュール、6軸モーションセンサ、周辺光センサIC、音声入力用PDMマイクを搭載している。