ダイハツは2012年に軽自動車で初めて(※1)衝突回避支援システム「スマートアシスト」を導入以降、順次機能の強化や搭載車種の拡大を図り、現在は第3世代となる「スマートアシストIII」を、軽自動車、小型車に搭載している(※2)。衝突回避支援ブレーキ機能や、前後方誤発進抑制制御機能などを備えながら、購入しやすい価格で好評を得、スマートアシストの累計販売台数は200万台を超えている(※3)。
一方、世の中ですでに販売済みのダイハツ車の約8割はスマートアシスト非搭載車であるため「購入後のお客様も含めより多くの方々に、安全・安心に外出することで元気な生活を送っていただきたい、交通事故による死傷者を一人でも少なくしたい」との思いから本装置の開発に至った。
本装置は、車両前後に取り付けたソナーセンサーが前後方3メートル以内にある障害物を検知し、運転者がアクセルペダルを強く、速く踏み込んだ場合に、システムがペダル踏み間違いと判断。コントローラーが燃料の供給をカットすることでエンジンの出力を抑制、室内に取り付けたインジケーターとブザー音により運転者に警告し、急発進を抑制する仕組みとなっている。また、ソナーセンサーで前後方の死角にある障害物を検知し警告する「パーキングセンサー機能」も備える。
まずは本日12月5日より、累計販売台数の多い、2007年12月に発売した2代目タント(L375型/L385型)に対応した装置(※4)を発売し、その後順次対応車種を拡大させる。メーカー希望小売価格は34,500円、標準取付費込では59,508円。
※1:ダイハツ調べ。 2012年12月に軽乗用車「ムーヴ」に初めて搭載
※2:軽乗用車「コペン」を除く全車種に搭載
※3:2018年11月末現在。 ダイハツ調べ
※4:タント(L375型[2WD]/L385型[4WD])のCVT車に搭載可能