果たしてそのサイズの違いは? 日本未導入のアウディRS4アバント、日本導入済みのメルセデスAMG C63 Sステーションワゴンとも、欧州仕様の数値で比べてみた。
RS4、C63Sともベース車に対し全長と全幅は拡大し、全高は下げられている。なお、RS4は全長+56mm、全幅+24mm、全高-30mm。C63Sは全長+70mm、全幅+29mm、全高-16mmとなっているが、両車とも日本でも比較的扱いやすいサイズに留められていると言えよう。
両車ともほぼ互角。タイヤサイズはRS4が265/35R19、C63Sがフロント245/35R19、リヤ265/35R19となっており、RS4は全幅もタイヤ幅も広く、C63 Sは全幅もタイヤ幅の相対的に狭いことがそのまま最小回転半径にも影響を及ぼしている。
後席使用時、格納時ともRS4の方が若干広いものの、後席を倒した際に発生する荷室フロアの傾斜はRS4の方が大きく、実際の使い勝手はC63Sの方が良好だ。
なお、アウディRS4アバントの価格は7万9800ユーロ(1ユーロ=130円換算で1037万4000円)、メルセデスAMG C63Sステーションワゴンの価格は7万9254ユーロ(同1030万3020円)。わずかにRS4の方が高価だが、C63Sの日本仕様の価格が1398万円ということを考えると、RS4が日本に導入されればその価格は1400万円を超える可能性が高い。