マットなダークグレーのボディはアヴェンタドールに似ているが、カーボンによる完全なオリジナル。フロントフードにはウラカンGT3EVOのようなエアインテーク、ボディサイドとリヤにはウラカン・スーパートロフェオ EVOにヒントを得たフェンダーとフィン、そしてエアスクープが設けられるなど、レースで得たエアロダイナミクスの経験が活かされている。
やはりカーボン製の大型リヤウイングは3段階の角度調整が可能だ。サスペンションも独自のチューニングが施され、最低地上高はわずか109mmだという。
エンジンはアヴェンタドールSVJに搭載されている6.5LのV12DOHCで、770ps/8500rpm、720Nm/6750rpmという凄まじいパフォーマンスを発揮。エンジンフードに設けられた10個のエアインテークは、このV12エンジンが発生する熱を効率よく冷却するという。これも耐久レースで実績のある方式だ。
カーボン製のバケットシートが装着されたインテリアは、ブラックのアルカンターラとレッドのステッチで仕上げられ、エクステリア同様のシャープな雰囲気。フロント20インチ、リヤ21インチのタイヤはピレリPゼロで、ホイールはセンターロック式となる。
モータースポーツマシンのパーソナライズへの道を開く1台、と説明されているこのSC18、実際に販売されるかどうかはアナウンスされていない。