7代目となる現行型ゴルフからはじまったこの「MQB」戦略に基づき、多くの新型車が生み出されてきた。その中には、同じグループのアウディA3も含まれる。同セグメントに属するゴルフとA3の違いといえば、デザインや高級感、それに駆動方式やパワートレインだろうが、サイズや取り回しにも違いはあるのか? 同じハッチバックで1.4ℓエンジン搭載のFFモデル、ゴルフTSI HighlineとA3スポーツバック30TFSIで比べてみた。
ホイールベースは同じだが、全長×全幅×全高の数値は2車で異なっている。より伸びやかで低く構えたスタイリングを目指したアウディA3に対して、ゴルフは実用性を重視してサイズを決めている印象だ。もちろん、両者ともに日本の駐車場で扱いに困る場面は少ないサイズに収まっている。
ゴルフの方がややワイドな数値になっているが、A3の方が全高が低い影響もあり、見た目の印象はあまり変わらないかもしれない。
最小回転半径は、0.1mの差でA3有利。ちなみに、AWDのクワトロモデルでも数値は変わらない。
さすが兄弟車?というべきか、荷室容量は同程度という結果。ただし、A3のクワトロモデルはレイアウトの都合で340ℓとやや狭くなる。もちろん、後席を格納すればハッチバックならではの大容量スペースを生み出すことができ、ゴルフの場合で1270ℓものスペースを確保。