毎年12月に行なわれるスイフト最強決定戦をレポートする。驚異の33秒台突入でやはり33Sの凄さがわかった。

タービンがレスポンスよく回るので、加速がとんでもなく速い!!

 ZC33Sは1.4ℓ+ターボエンジンに970kgの車重で途方もないポテンシャルを持っている。


 ではどれほどのものなのか、スイフトマイスター決定戦を例に示してみよう。




 そもそも『スイフトマイスター決定戦』とは、スイフト大好きの田中ミノルというおじさまが始めたイベント。年に1回富士スピードウェイ・ショートコースを舞台にスイフトスポーツだけで競われるタイムアタックイベントだ。




*田中ミノル(田中実)さん


FJでデビューし、イギリスF3に参戦時のライバルはミカ・ハッキネン&ミカ・サロという一流レーシングドライバー。国内レースではGT300クラスで先生役として中嶋一貴や大嶋和也と組み、一流ドライバーとして育て上げた。トヨタの若手育成プログラムの主任講師を務めた教え上手なドライバー。スイフトスポーツ用パーツブランド『TMスクエア』やブレーキパッドブランド『ZONE』を主宰する。




『スイフトマイスター決定戦』は予選を行ない、上位15台が決勝のタイムアタックに進めるシステム。


2017年は35秒5が予選上位15台のボーダーラインとなっていた。


優勝タイムは軽量なHT81Sをさらに軽量化した仕様で34秒1。サーキット用マシンならでは軽さを活かした走りだ。


ZC32Sのトップタイムは34秒4だった。


ところが、2018年、ついに本格的にZC33Sがセットに煮詰めて現れた。

ライトチューンでランエボやインプレッサを超える速さ

元ZC31S乗りである『しんご』選手のZC33Sがぶっちぎりの速さを見せた。


そのタイムは、なんと、33秒7。。。


普通のライトチューン車でなんとLSDは未装着。


それをカバーする意味もあるのかタイヤはDUNLOP β02。


スペシャリティなタイヤとはいえ、33秒7とは驚異のタイムだ。


すごいぞスイフトスポーツと言わざるを得ない。




ちなみに、レブスピード加茂は、2016年にZC32Sで35秒3くらいまで行った記憶はある。


2017年はクルマがなく、


ZC33Sで復帰した2018年は、なんと、


35秒0。。。


あんまり速くなっていないのは、最新のタイヤDIREZZA ZⅢが間に合わず、


DIREZZA ZⅡSTARSPECだったことのせいだとしたい。


が、とにかく、3年前にZC32Sで35秒3を出した、そのタイヤであっさり35秒0をマークした、


ZC33Sの実力は本物であるとお伝えしたい。



そんなZC33Sの最新情報と、新車メカニズム完全解説から、ZC31S&32Sのチューニング法や、内装のバラシ方など、オーナーに役立つ情報満載のムックを加茂が製作。


さらにアルトワークスの情報は、元レブスピードのアルトワークス担当もりたが責任編集。




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11月26日発売 1800円(税別)

情報提供元: MotorFan
記事名:「 すごいぞ、新型スイフトスポーツ!! 第9回富士ショートで33秒って異次元のタイム!?