ただ、勾配9%の下り坂の制動距離となると、2WDの2台は約29~33mで停止できたのに対して、4WDの2台は約35~40mと、2WDより長くなった。特に、車両重量が最も重かったランドクルーザープラドの下り坂の制動距離は、平坦路に比べて約2倍長くなった。
このように4WDは構造上、2WDより車両重量が重くなり、そのぶん下り坂では制動距離が長くなる。
4WDは2WDに比べて登坂での発進時は滑りにくく安定するが、停止時は止まりづらくなるので、速度を抑えて雪道は慎重に走行しよう。
※1 圧雪路とは、 雪が踏み固められた状態の路面。
※2 2WDの2台は前輪(FF)駆動車。
※3 4台(4WDと2WDの車を2台ずつ)とも、 新品スタッドレスタイヤを装着。
※4 急ブレーキ時はABSが作動。