シリンダー配列 V型8気筒
排気量 3798cc
内径×行程 96.5mm×80.8mm
圧縮比 9.5
最高出力 390kW/6800rpm
最大トルク 650Nm/2000-4000rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL In-Ex/X
この10年ほどマセラティには、フェラーリ開発の自然吸気V8しか手持ちのエンジンがなかった。そこで国際的なLセグメント市場打って出るために開発されたのが新型クワトロポルテのパワーユニットのV8直噴ツインターボだ。
2013年に登場。P236で紹介したフェラーリV8ターボの第一弾となるユニットで、先代のF136型4.2/4.7ℓのV8自然吸気エンジンの後継機である。最高出力は、そのF136型を最高出力・最大トルクとも遥かに上回る390kWと650Nmを謳う。圧縮比は直噴にしては低めの9.5で、過給の立ち上がり遅れと燃費ばかりを気にしたお利口なターボ過給ユニットではないことが、そのあたりから窺える。
■ F136YK
シリンダー配列 V型8気筒
排気量 4691cc
内径×行程 94.0mm×84.5mm
圧縮比 11.1
最高出力 338kW/7000rpm
最大トルク 520Nm/4750rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 直接駆動
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/X
4.7ℓのV8であるF136YKは、アルファロメオの8Cが搭載するエンジンと基本的に同じもの。吸気側に連続可変バルブタイミング機構を備えている。もちろん、これもフェラーリ開発である。