■ L539


シリンダー配列 V型12気筒


排気量 6498cc


内径×行程 95.0mm×76.4mm


圧縮比 11.8


最高出力  544kW/8400rpm


最大トルク  690Nm/5500rpm


給気方式  NA


カム配置 DOHC 


ブロック材 アルミ合金


吸気弁/排気弁数 2/2


バルブ駆動方式 ロッカーアーム


燃料噴射方式 PFI


VVT/VVL In/X

 ランボルギーニのV12には三世代ある。最初は創業の1965年に、元フェラーリのジオット・ビッザリーニ技師の設計で完成した3.5ℓV12。これはミウラで4.0ℓになり、カウンタックにも適用された。そのカウンタックが20年の長い生涯を閉じた後にデビューしたディアブロは、ルイジ・マルミローリ技師が設計した第二世代の5.7ℓV12を搭載していた。これは第一世代と同じ95mmのボアピッチを持つのだが、構造設計からすべてが違うものだった。このディアブロ用は、途中で6.0ℓになり、そして次のムルシエラゴにも排気量を6.5ℓに上げて使われることになる。




 そして、2012年にデビューしたアヴェンタドールが載せているのが第三世代。ボアピッチ103.5mmの新規設計で、6.5ℓから515kWを発生。さらに熟成を重ねてアヴェンタドールSでは544kWを計上する。

 トランスミッションはクラッチを1組のみ備えるAMT。トランスミッション側が車両前方を向いており、クラッチを介して伝達された駆動力は、トランスミッションで減速された後、ドライブシャフトでエンジン後方のデフユニットに導かれる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 カウンタックから続く、行って戻って後輪を駆動するパワートレイン──ランボルギーニのV12