ティグアンが363万6000円~、3008が357万円~と価格帯も拮抗し、ともに輸入車としてはリーズナブルな部類に属する。あとは実用面を左右する、サイズや取り回し、そして荷室容量が気になるところだ。そこで、ディーゼルエンジン搭載のスポーティグレードであるティグアンTDI 4MOTION R-Lineと3008 GT Blue HDiの数値を比べてみた。
見た目でそれほど大きな違いを感じることがないように、数値上もあまり変わらない。ティグアンがやや大きいものの、ホイールベースはまったく同じとなっている。
全幅は両者全く同じ。スポーツグレードではない標準車も両者同じで、1840mmとなる。押し出し感よりも親しみを感じやすいデザインで、SUVならではのイカつさは希薄だ。
255/45R19という大径タイヤを履くティグアンTDI 4MOTION R-Lineだが、225/55R18タイヤの3008より最小回転半径が小さく、小回りに優れるようだ。
どちらも約600ℓと大容量の荷室を備えているが、軍配が上がったのはフォルクスワーゲン・ティグアン。なお、ティグアンの後席は3分割可倒式で、格納した際の荷室容量は1655ℓ、一方の3008の後席は2分割可倒式で、格納した際の荷室容量は1670ℓで、3008が逆転する。
荷室の容量比較は、ほぼイーブンと考えて良いだろう。