シリンダー配列 直列3気筒
排気量 996cc
内径×行程 71.0mm×83.9mm
圧縮比 9.5
最高出力 72kW/6000rpm
最大トルク 140Nm/2400-4000rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 直接駆動
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/×
トヨタの完全子会社となったダイハツは、以前から3気筒エンジンに関してはトヨタグループの中核製造を担っているが、 リッタークラスの主力エンジンである1KRシリーズに改良が施されると同時に、ターボエンジンが登場。ダイハツの軽自動車用以外ではKJ-VET(1.0ℓ直4)以来の新型過給エンジンである。
KRシリーズは0.66lのKFシリーズと78mmのボアピッ チを共用する1.0ℓエンジンで、軽量化に注意を払って62.5kgという単体重量を持つ。そのためかバランサーシャフトは装着されず、振動対策はクランクシャフトのカウンターウエイト設計と高剛性化、ペンデュラム式マウントの適正化に依っている。 NA仕様ではCVTとの協調制御が最適化され、発進加速性能を高めてきた。
ターボ化にともない、ピストンとカムプロファイルは 変 更 。 エキマニとシリンダーボアの冷却を積極的に行なうと同時に、過給負圧でクランクケースを掃気する等、信頼性と耐久性の確保を重視している。
■ 1KR-FE
シリンダー配列 直列3気筒
排気量 996cc
内径×行程 71.0mm×83.9mm
圧縮比 12.5
最高出力 51kW/6000rpm
最大トルク 92Nm/4400rpm
給気方式 NA
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 直接駆動
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/×
コスト制約からか、燃料供給はダウンサイジングターボの常道である直噴ではなく、ポート噴射のまま。そのため圧縮比は9.5に抑えられ、同排気量のスズキ・K10Cと比較すると、最高出力・トルクともに1割がた低い。