今回竣工した新生産ラインは、4S(Simple、Slim、Short、Straight)にこだわった一貫自動ラインであることや、生産性の2割向上に加え、製品品質に影響する異物混入防止のさらなる強化により、よりいっそう高品質なモノづくりに適した作業環境を実現している。また、将来のさらなる生産能力増強を視野に入れたライン設計としている。さらに、今回の新ラインを既存の知多工場(愛知県東海市)内の電子部品工場から離れた岐阜工場に配置することで、巨大地震など災害時でも安定的に顧客へ供給継続する体制を確立した。
【新生産棟・新生産ラインの概要】
所在地:愛知製鋼株式会社岐阜工場内(岐阜県各務原市鵜沼大伊木町3丁目36番地)
生産品:パワーカードリードフレーム
生産能力:180万個/月(車輌6万台/月分に相当)
建築面積:約4,200㎡(2階建て)
投資額:約30億円(建屋、設備)