その魅力は、ルックスだけではない。欧州で10万kmにも及ぶテスト、そして過酷なニュルブルクリンク24時間耐久レースにも参戦して、徹底的にシャシーを鍛え上げてきた。そう、走りも高レベルなのだ。
では、インテリアはどうだろう? 使い勝手は?
C-HRの室内加飾へのこだわりは驚くばかり。スイッチだけでなく、ドアトリムや天井までダイヤモンドをモチーフに演出。外観だけでなく、室内も他車と明らかに違った雰囲気が満ちているのだ。クーペ感覚がウリなだけでに、広大なインテリア、というわけではないが、それゆえ、運転席周りは「コックピット」と呼びたくなるような空間に仕上がっている。
①サンバイザーのチケットホルダーはベルト式。はがき大サイズのカードまで挟むことができるから使いやすい。②小型のスマートフォンなら置けるインパネ中央のポケット。ゴムマットが敷かれ、奥を低くして落ちにくいように工夫されている。③フロントドリンクホルダーはシフトレバーの前後に分けて2本分を配置。前方にも500mℓサイズの大きなペットボトルが置ける。④後方のドリンクホルダーはセンターコンソールボックスの直前に。前後いずれにもアジャスターが備わり細缶も固定できる。⑤プッシュボタンでスマートにリッドが開くグローブボックス。空間は広めで薄型ボックスティッシュなら2箱が収納可能だ。⑥ペットボトルとB5冊子が収まるフロントドアポケット。多少強引だがボックスティッシュも入るので花粉症の人は便利かも。⑦アームレスト内蔵の後席用ドリンクホルダーは手が届きやすく抜群の使いやすさ。前後ともドア取手部分にスマホが置ける。⑧広い開口部だけでなく、深さが約200mmもあるのがセンターコンソールボックスの自慢。この深さならDVDトールケースのような高さのある小物も無理なく入れられる。