2018年トヨタGAZOO Racingラリーチャレンジ(TGRラリー)に参戦している梅本まどか選手。第8ラウンドとなる唐津戦でC-1クラスのコ・ドライバーチャンピオンを確定させたことは皆様ご存じのとおり。明日11月3日に開催される「豊田モリコロ」ラウンドを前に、チャンピオン獲得前のエピソードを語ってもらった。

実はあまりプレッシャーには強くない!?

2018年のTOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジもいよいよおおづめとなっています。


御存知の方も多いと思いますが、ドライバーのクロエリさんとともに、C-1クラスのコ・ドライバーチャンピオンになることができました!


残り2戦を前に、これまでのラリーをふりかえってみたいと思います。




9月9日に佐賀県草津市で開催された第8戦唐津ラウンドでクロエリさんと優勝する事が出来、クスコジュニアラリーチームはドライバーさんに続きコ・ドラの私もシリーズチャンピオンを獲る事が出来ました!




前戦の石狩ラウンドで、クロエリさんは一足はやくシリーズチャンピオンを確定させていて、私は9月9日に佐賀県草津市で開催される第8戦の唐津ラウンドで優勝すれば確定ということがわかっていました。そんなこともあってか、いつもと違う変な緊張感がありました。




個人的にミラクルを起こすことはアイドル時代にも多いほうでしたが、あまりプレッシャーには強くないタイプなので、なるべく意識しないように心がけていました。


でも、なかなか全く意識しないというのは無理でした。

チャンピオンを決めた後なのにいまいち元気がなかったのは体調のせいだったようだ。

唐津は初めての前日から雨。


そして、当日の朝も雨という初めての状況に!


唐津までは、雨予報だったとしてもなんとか降られずにラリーを走れていたのですが、このタイミングでの雨に心のダメージは大きかったです。


普段から雨の日は体調が良いことがあまりないのですが、唐津ではなんと初めて車酔いを体感することに!!!




レッキの時から自分の身体が不思議な感じがしていたので、初めて窓を開けてリエゾン区間を走るお願いをしてしまいました。


雨の日のコンディションを整えるということもお勉強しなくちゃいけないなと健康面でも学ぶこともあったラリーでした。




石狩ラウンドのラリー中には、初めてタイヤの内圧が上がりすぎてしまい、クルマが滑っているという状況を感じたと同時にクラッシュしかけたという経験をした後だっただけに、唐津で無事ちゃんと完走出来るかがチャンピオンは鍵になってくるかなと思っていたし、チャンピオンもかかっている中、ノーポイント、そしてなによりクロエリさんが全戦勝中リタイアなんて絶対出来ないので慎重に、丁寧にということをいつもより意識して臨みました!

今季残りは「豊田モリコロ」ラウンドと特別戦の「富士すその」ラウンドの2戦

レッキで見ると意外と危なそうだなと思う所がたくさんあったのですが、始まってss1を走って終わると意外とそんな事もなく、そのギャップに驚きました。




クロエリさんも元々ターマックを得意とされていて、凄くストイックで真面目な方なので隣でコ・ドラをしていて本当に凄いと思うくらい安定感のある走りで難無くという感じでした!


私もだいぶラリーの雰囲気に慣れてきたこともあり、他車とのタイム差を計算したり、自信を持って出来る事も増えてきたのは嬉しいなと思いました。




クロエリさんや高崎くす子アクアチームの監督はじめ、メカさんや社長さん、そして参戦されている方々など本当にたくさんの方から1からラリーという物を教えて頂きながらコドライバーとして参戦させてもらえて、こんなに良い環境の中させて頂ける事に本当に感謝しかないです。


そういった意味でも本当にシリーズチャンピオンをとる事が出来て良かったなと思います!




シリーズチャンピオンはとれましたが、まだ残りのラウンドも参戦してもっともっとラリーを学びたいと思っています。


残り2戦、応援よろしくお願いします!

福島ラウンドでも優勝したクロエリ&梅本まどか組。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 梅本まどかのTGRラリーチャレンジ! 2018年チャンピオン獲得シーンを振り返る。