今回、フルモデルチェンジを受けたBMW3シリーズは、先代(つまり現行)よりサイズアップしたわけだが、そのサイズアップ幅は、長さで88mm、幅で16mm、高さで6mmである。88mm長くなるというのは、やはり大きい。
実は、この御三家のなかでは3シリーズは、これまでもっとも長さがコンパクトだった。フルモデルチェンジでどうなっただろうか?
それでは最新の3シリーズ、Cクラス、A4のサイズを比べてみよう。
ボディサイズは、国内届出値ではなく、本国のスペックである。
全長がもっとも短いのは、なんとCクラス。ホイールベースがもっとも長いのが新型3シリーズ、全長がもっとも長いのは依然としてアウディA4である。こうして並べてみると、アウディA4が長さ、幅ともやや大きいと言える。
小回りがもっとも効くのは、やはりCクラス。これはメルセデスの伝統とも言える長所だ。アウディの11.6mは、やはりFFベース(数値はFFのもの)だからだろう。
トランク容量は、数値だけではないいわゆる「使い勝手」が重要になる分野だが、ここは新型3シリーズとボディサイズが大きいアウディが有利だったようだ。