一方の「アコード」は、初代モデルが登場したのは1976年で、現行型は13年に登場した9代目。16年には内外装や機能など広範囲に及ぶマイナーチェンジが行なわれた。パワートレーンはハイブリッドだが、走行用と発電用という2種類のモーターを搭載し、エンジンは高速巡航時を除いて発電用モーターを動かす役割に徹する。つまり、走行の大半をモーターが担う。
まずは、全体のサイズ比較から。
トヨタ・カムリG”レザーパッケージ” 全長×全幅×全高:4885×1840×1445mm ホイールベース:2825mm ミラーtoミラー:2080mm
カムリに優位性が見られるのは後席のゆとりで、ルーフラインが平坦な分、乗員の頭上空間が少し広い。トヨタ・カムリG”レザーパッケージ”
全長×全幅×全高:4885×1840×1445mm
ホイールベース:2825m
車重:1580kg
エンジン:直列4気筒DOHC
排気量:2487cc
最高出力:178ps(131kW)/5700rpm
最大トルク:221Nm(22.5kgm)/3600-5200rpm
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:FF
最小回転半径:5.9m
JC08モード燃費:28.4km/ℓ
車両本体価格:419万5800円
ホンダ・アコード ハイブリッドEX 全長×全幅×全高:4945×1850×1465mm ホイールベース:2775mm ミラーtoミラー:2080mm
全長が長く、ホイールベースが短いところが、アコードハイブリッドの特徴。前後オーバーハングと全幅が大きいため、最小回転半径も5.7mもしくは5.9mと、他車に比べて若干大きい。ホンダ・アコード ハイブリッドEX
全長×全幅×全高:4945×1850×1465mm
ホイールベース:2775mm
車重:1600kg
エンジン:直列4気筒DOHC
排気量:1993cc
最高出力:145ps(107kW)/6200rpm
最大トルク:175Nm(17.8kgm)/4000rpm
トランスミッション:電動機駆動/内燃機駆動
駆動方式:FF
最小回転半径:5.9m
JC08モード燃費:30.0km/ℓ
車両本体価格:410万円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
トヨタ・カムリG”レザーパッケージ” 室内長×室内幅×室内高:2030×1535×1185mm
曲線的な非対称デザインを採用。オプティトロン2眼メーターには7.0インチカラーマルチディスプレイが組み合わされる。T-Connectナビとカラーヘッドアップディスプレイは最上級グレードのみ標準装備。リヤシート高:570mm 後席空間は膝前が約230mm、頭上が約50mmとスペース的にはゆとりがあるが、前席下に足を通す空間は少し窮屈だ。 | フロントシート高:530mm〜590mm 撮影車はスポーティなアクセントカラーが加えられた本革シートを標準装備。 |
ホンダ・アコード ハイブリッドEX 室内長×室内幅×室内高:2050×1595×1195mm
インパネ上段には、トリップデータやナビのルートガイダンス、死角になりやすい左車線後方の映像を映し出すLaneWatchなどに対応したセンターディスプレイを配置。Hondaインターナビ、メーターのマルチディスプレイも標準装備される。リヤシート高:560mm 後席スペースは膝前が約220mm、頭上が約40mmで、開放感がある。 | フロントシート高:530〜560mm 撮影車はプライムスムース×ソフトウィーブ仕様のスポーツコンビシートを標準装備。前席と後席左右のシートヒーターも備わる。 |
トヨタ・カムリG”レザーパッケージ”
奥行き1160mm 最小幅780mm荷室側は手前ほど広く、最大幅は約1660mm。かなりワイドで大きな荷物も積みやすい。後席は6対4分割可倒式で、後席を倒した場合の最大奥行きは約2050mm。
ホンダ・アコード ハイブリッドEX
奥行き730mm 最小幅790mm後軸上に駆動用電池とIPUを搭載するため、後席の可倒機構は非採用。奥行きは狭いが、フロア手前側の最大幅は約1370mmと余裕がある。