電球式では西日等が当たった場合に、点灯しているように見えることがありますが、LED式では、そのような現象が防止されます。
2.省エネルギー効果
LED式は、電球式に比べて消費電力が6分の1程度であるため、省エネルギー効果が高く電気料金が低減され、また、地球温暖化の原因となっているCO2の削減にも効果があります。
3.長寿命
電球式の場合、約半年から1年程度の寿命であるのに対し、LED式の寿命は、概ね6年から8年と見込まれており、今後の技術進歩によりさらに長くなることも期待されます。
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ところで、平成29年末で全国に設置されている車両用信号機の総数は1,268,000灯あまり。内、57.8%にあたる733,073灯が、すでにLED化されている。中でも警視庁管内(東京都)では99.9%、長崎県で98.3%、福岡県でも94.9%とLED化がほぼ完了。他の都道府県も順次、LED化が進められて行くはずだ。
逆に、LED化率が低いのが、北海道(21.9%)、広島県(28.8%)、静岡県(33.6%)といったところ。北海道を別にすれば、上記の雪害の影響とは言えないようだ。
ちなみに、1灯(光る部分だけ)のコストが14~15万円(設置費用も含む)と言われるだけに、単純に計算すると日本中の信号をLED化するのに約1,800億円かかることになり、もちろん税金で賄われるわけだが、電球式にくらべて約7~10倍という寿命および消費電力の差を考えれば、国民も納得、かな。