これらMIRA社や FuelCon社の技術と、長年培ってきたHORIBAの自動車開発に関する分析・計測技術を統合し、事業領域のさらなる拡大と新たな製品・サービスの拡充を進める。
FuelCon社のグループへの加入や、HORIBA BIWAKO E-HARBORにおける電動化車両用バッテリー、燃料電池の評価試験室の建設など、現在HORIBAグループは、自動車市場の急速な変化に伴い、自動車計測ソリューションの拡大、増強をすすめている。また、自動車計測だけでなく、電池や燃料電池素材の粒子・素材・表面分析などの分析・計測も同社グループの技術がモビリティの材料開発に貢献していく。加えて、カリフォルニア大学アーバイン校の新研究所設立を支援(2018年8月に発表)し、発電などのエネルギー全体の視点から環境を配慮したゼロエミッション車の研究にも関わっていく。
具体的にはアーバイン校が研究するガスはもとより、スモッグ、酸性雨、健康被害の原因となる汚染物質を排出しない自動車、燃料のサプライチェーン、モビリティシステムを開発、風力や太陽光などの再生可能エネルギーを現在よりも高い割合で組み入れることになるグリッドとゼロエミッション車を統合的につなぐことなどに支援する。
このように自動車産業だけでなく、エネルギーと環境の分野で直面する課題への解決策を追求するため、エネルギー産業全体にHORIBAの分析・計測技術を提供していく。
【FuelCon社について】
会社名:FuelCon AG
設立:2001年
本社所在地:Magdeburg-Barleben, Sachsen-Anhalt, Germany
従業員数:62名
事業内容:燃料電池試験設備, バッテリー試験設備
売上高:11,504千EUR(2017年実績)
主要顧客:Volkswagen、Audi、BMW、Hyundai、Bosch
WEBサイト;www.horiba-fuelcon.com