REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
目的地を設定すると「推奨」、「高速優先」、「一般道優先」という条件が異なる3つのルートを提案する。走行ルートや予想所要時間(予想到着時刻)、有料道路料金、距離を比較でき、画面下部の探索条件名にタッチすることで表示を切り替えられる。また、VICS情報を取得(※)していれば渋滞を回避した効率の良いルート探索が可能になる。都市部を走行する機会が多い人には嬉しいポイントだ。
※はオプションプラン
上部には「徒歩・自転車」のアイコンがあり、これにタッチすると徒歩や自転車向けのルートを表示。クルマでは走行できない道も含んでおり、実用性の高いものだ。自動車のルート同様に予想所要時間(予想到着時刻)、距離などが確認できるのも便利だ。カーナビアプリながらクルマ以外でも使えるのは嬉しいポイントといえる。
このほかサブメニューから「シェアする」という項目を選択すると、メールやショートメール、TwitterなどにURLを貼り付けて送信することが可能。送られた相手はこのURLにタッチすると画面上にMapFanが表示され地図やルート情報を共有することができる。仲間と遊びにいくドライブプランを作成する際には重宝しそうだ。
ルートガイド画面は情報が整理されていて、走行中でも見やすい。交差点など次の右左折ポイントの情報は画面の上部に大きく表示され、交差点名や右左折の方向、交差点までの距離、車線情報をひと目で確認できる。場所によっては路上に設置されている方面案内標識と同じデザインの表示も現われる。右左折ポイントが近づくとガイド表示がブルーからオレンジへと切り替わって知らせるので、うっかり行き過ぎてしまう心配もないだろう。もちろん一般的なカーナビ同様に音声ガイドも行われる。
そしてとても便利に感じたのが画面の下端に常時表示されるルート情報で、到着予想時刻や全体の道のりのどの程度まで走行したのかが確認できる。右側の「検索」アイコンは周辺検索メニューへのショートカットキーだ。
スマホを横向きに設置すると一般的なカーナビのような横画面表示に切り替わる。交差点案内時にはガイド情報が画面の左側に表示されるなど画面の見やすさを損なわない。画面下端のルート情報も見やすい。スマホの設置場所やユーザーの好みに合わせて、縦、横のどちらも選べるのは便利だ。
ルート案内中にサブメニューから「ここから歩く」という項目にタッチすると、自動車ルートの案内を中断し、その場所から目的地までの徒歩・自転車ルートを探索する。目的地周辺の駐車場にクルマを駐めて目的地まで歩いて向かう場合などにはとても重宝する機能だ。目的地がクルマでは入れない場所ならば、さらに便利に使えるだろう。