スズキ株式会社は、2018年9月20日~25日にイタリア・ジェノバで開催されている「ジェノバ国際ボートショー」で、全面改良した大型の新型船外機「DF175A」、「DF150A」を発表した。

DF175A

スズキが発表した「DF175A」、「DF150A」は、高圧縮比、リーンバーン(希薄燃焼)、セミダイレクト・エアインテークなどの先進技術を採用し、走行性能と燃費性能を向上させた。大型のレジャーボートなどに搭載する船外機をより高性能に刷新することで、大型船外機のラインアップを強化する。

「DF150A」

「DF175A」、「DF150A」の主な特長


○「DF200A」と共通の排気量2,867cm34ストローク直列4気筒エンジンに、高圧縮比、「リーンバーン制御」、「セミダイレクト・エアインテーク」などの先進技術を採用。




○従来モデルと比較して、DF175Aは最大トルクを2.7%、燃費を最大で14%向上。DF150Aは最大トルクを3.1%、燃費を最大で7%向上。




○ガソリンに混入した水分を検知しエンジンを故障から守る「水分検知システム」を搭載。




○エンジンが始動するまでキーを回し続ける必要がない「イージースタート」、低速で安定した走行を維持できる「トロールモード」など、多彩な機能に対応し利便性を向上。

「DF175A」、「DF150A」は、日本の湖西工場で9月から生産を開始し、北米をはじめ、欧州、日本など世界各国で順次発売していく。ジェノバ国際ボートショーでは、新たに白色モデルを追加した小型船外機など、「DF2.5」から「DF350A」までのフルラインアップを展示する。また、船外機メーカーでは最大※となる16インチ画面を備えた新開発の多機能ディスプレイ「スズキマルチファンクションディスプレイ」を初公開する。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 スズキ、リーンバーン、高圧縮比の新型船外機「DF175A」、「DF150A」を ジェノバ国際ボートショーで発表