フェラーリから登場した新機軸は1950年代への原点回帰?
フェラーリから新コンセプトのスペシャルシリーズ、モンツァSP1とSP2が発表された。1950年代のスポーツレーサーを彷彿させる「Icona(イーコナ)」という新セグメントで、このニューモデルは一般には市販されず、特別な顧客を対象としたスペシャルモデルである。
今回マラネッロのファクトリーで発表されたのは、かつてのピュアなスポーツカーを生産していた頃のモデルを彷彿とさせる2台。モンツァSP1はシングルシーター、モンツァSP2は2シーターで、ともに6.5ℓV12エンジンを搭載する。最高出力810ps/8500rpm、最大トルクは718Nm/7000rpmを誇る。0-100km/h加速は2.9秒、最高速は300km/h以上を謳う。
見てのとおりルーフもウインドスクリーンも持たないモデルだが、さらにカーボンファイバー素材を多用することで、乾燥重量はSP1が1500kg、SP2が1520kgでいずれも超軽量。エクステリアのみならずインテリアにもカーボンファイバー素材を多用しており、1.85kg/psという最高峰のウェイト・トゥ・パワーレシオを実現した。