同じく国産SUVの中で悪路走破性にこだわったのがスバル・フォレスターだ。現行型はSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)やハイブリッド(e-BOXER)、EyeSight(ver.3)といった最新技術が惜しげもなく与えられている。しかし、12年にデビューし、世界5大陸(10万km)を走破した先代型の実力は侮れない。悪路走破に役立つ「X-MODE」はもちろん、EyeSight(ver.2)を備える。パワートレーンには現行型にない2.0L水平対向ターボがあり、その最高出力は280psを誇った。
まずは、全体のサイズ比較から。
日産・エクストレイル20X "エマージェンシーブレーキパッケージ"(2列車)
全長×全幅×全高:4640×1820×1715mm
ホイールベース:2705mm
車重:1500kg
エンジン:直列4気筒DOHC
最高出力:147ps(108kW)/6000rpm
最大トルク:207Nm(21.1kgm)/4400rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.6m
JC08モード燃費:16.0km/ℓ
車両本体価格:252万7350円
スバル・フォレスター2.0i-S アイサイト
全長×全幅×全高:4595×1795×1695mm
ホイールベース:2640mm
車重:1480kg
エンジン:水平対向4気筒DOHC
最高出力:148ps(109kW)/6200rpm
最大トルク:196Nm(20.0kgm)/4200rpm
トランスミッション:CVT
駆動方式:4WD
最小回転半径:5.3m
JC08モード燃費:15.2km/ℓ
車両本体価格:274万0500円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
開口部上端がすぼまった形状となるが、下端の開口幅はフォレスターより広い。防水フロアも健在で、2列車には荷室を間仕切りできる防水フレキシブルボードを採用する。
6対4分割の後席シートバックは荷室側のスイッチで簡単に倒せ、広大でフラットな空間を瞬時に実現。開口部に段差がなく、重たい荷物も積み込みしやすい。