さらに、独自のAI技術により将来の工場パフォーマンスを予測し、予防保全や操業最適化など工場管理の高度化にもつなげることが期待できる。
一方で、MHPS高砂工場では、1997年に完成したガスタービン複合サイクル発電プラント実証設備(通称:T地点) での実証試験、1999年に完成した遠隔監視センターでの発電設備のモニタリングなど、長年にわたる経験と実績に裏打ちされた最先端のデジタライゼーションを実現している。これらとENERGY CLOUD Factory を組み合わせ、例えば発電設備の設計・製造から発電設備の運用まで一貫した低コスト化や省エネ化が達成可能な最先端の工場を目指す。
三菱重工グループは、MHPS高砂工場に代表される大型受注品工場をはじめ、ロケット、航空機から各種プラント、家庭用エアコンやターボチャージャーなどの量産品まで多様な生産品とそれに伴う幅広い工場運営のノウハウを蓄積している。三菱重工業は、これらの知見と総合力を強みとして、三菱重工グループならではのAI・IoT技術を活用した工場向けエネルギーソリューションを提供し、引き続きエネルギーに関する様々な課題の解決に取り組んでいく。