コンパクトSUVだから、狭い道でもなんなくこなせるだろうという意識もあったが、さすがにそのような路地入るとやはりドキドキする。右を見て、左を見て、前を見て、またまた……。とにかくこすらないようにと注意をしながら、クランクのような道を抜けていく。

360°ビューカメラがあってよかった

【360°ビューカメラ】車両の周囲に装備されている4個のカメラを使用し、真上から見下ろしている映像を作成し、センターディスプレイに表示してくれる

 20数年前に普通自動車免許を取ったのだが、その頃は当然ながらアシスト機能なんてものもなく。とにかく速攻で車両感覚を身につけいかにスムーズにクルマを転がせるかに、教習車を使って練習したもんだった。




 駐車するときなんて、いかにギリギリまで寄せられるかに “勝負”したりしたもんだったが、それでも、途中で腰が引けて、クルマから降りて“あと何cmは大丈夫”なんて確認することも多々あった。




 それがいまでは……。なんとも便利というか、ありがたい装備がついてくれたもんだなと、使用するたびにうれしくなってしまう。




 ボルボXC40の保管のために、自宅周辺の公共駐車場へ向かう途中、なにをどう間違えたのか、生活道路に入ってしまった。住宅密集地で、道が狭いだけならまだしも、右に左にクネクネ。

窓の下はどうなっているんだ? そう思わずにはいられなかった

この先、もっと困難な道になったらどうしようと思い、バックで引っ返そうかとも考えたが、斜め後方視界は写真の通り。なんとなくバックすることに不安を感じ、やはり前進あるのみでその窮地(?)を脱することに成功。




 な〜んて書くと、いかにも腕があるような感じだが、360°ビューカメラに助けてもらったというだけ。センターディスプレイに映し出される画像を見ると、思った以上に壁との距離に余裕があり。状況が把握できれば、先ほどのドキドキもなくなり、落ち着いてハンドルを操作。狭隘道路から脱出し、幹線道路へ戻ることができた。

先日の狭隘道路での悔しさ(?)を晴らすために

全長×全幅×全高は4425×1875×1660(mm)で、ホイールベースは2700(mm)。最小回転半径は5.7(m)

 小難しいことは論ずることはできないが、せっかくXC40を乗り回せるチャンス。どんなクルマか味わいたくなり、近隣を徘徊してみることにした。




2ℓ直4ターボエンジンの軽快さに、自然とテンションが上がってくる。さらに、8速ATが、シフトアップ時にまるでMTのようになサウンドを奏でてくれるもんだから、余計、気分は高揚。当日は天候もよく、まさにドライブ日和。チョイ乗りではなく、遠出の準備をしてクルマに乗り込めばよかったと、ちょっと後悔。




 ちょっと後悔というのは、その時は、ニューモデル速報「ルノー・メガーヌR.S.のすべて(2018年9月6日発売)」の締め切り前。悠長にドライブなんかしているヒマはなし。だから、後悔はちょっとだけ。




 前段で「どんなクルマか味わいたくなり」とは書いたが、実は先日の狭隘道路での悔しさ(?)を晴らしたく、公園駐車場を目的地に設定。どれだけXC40を扱いこなせるかを確かめに行っただけのこと。

一見、大きく見えるけど、取りまわしはとってもラク!

 駐車場の入り口を見落として通り過ぎてしまった。なので、引き返して、もう一度同じ方向からアプローチ。ちょっと大回りしてゲートに向かうことになったが、すぐにリカバー。最小回転半径5.7mは取り回しもよく、切り返すことなく発券機へ。




 車路を進むと、一番奥に一台だけ駐車スペースが。片側が空いているということあったが、両サイドにクルマがあることを想定し、駐車してみる。




 これがまた、スムーズに駐車できること。先日の狭隘道路でのできごとはなんだったんだろう、って不思議なくらい。自分にとっては車両感覚をつかみやすいクルマだったということもあるが、やはり、360°ビューカメラの助けも借りてなんなく駐車スペースにおさめることができた。




 とりとめのない話になってしまったが、なにがいいたかったというと、XC40は、とっても扱いやすかったということ。生活感ありありで、スタイリッシュなスタイルのXC40に似つかわしくない感想かもしれないが、XC40に乗って大型スーパーに行きたくなった。




 今度、生活用品を大量購入しに行ってみるかな。ラゲッジスペースはクラス最大級だし、メーカーオプションで「パワーゲートテール」をつければ、両手がふさがっていてもリアゲートを開けることができるから便利だし。




 なにより、大型スーパー特有の圧迫感ある駐車場でも、気負わずに自分のペースで、まわりの同調しながら駐車できるし。

運転席から見た駐車場入り口。カメラを目線より下に構えているというのもあるけど、実際、こんな感じに見えてしまい、どちらが入り口かわからなくてそのまま通り過ぎてしまうことに
むかしからのクセで、窓から顔を出しながらじゃないとバック時、安心できない。ドアが天地方向に寸法を取っているためか、座高の高さに自信ありだが顔を出すのが大変だった


情報提供元: MotorFan
記事名:「 VOLVO XC40 狭い道に迷い込んでしまい冷や汗をかいたが……。脱出できてよかった!