シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1984cc
内径×行程 82.5mm×92.8mm
圧縮比 9.6
最高出力 221kW/5500-6200rpm
最大トルク 380Nm/1800-5500rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI+PFI
VVT/VVL In-Ex/○
五代目ゴルフの主力ユニットは、2.0ℓのEA113型だった。これは、先述のクラウス技師が初代アウディ80のために設計したボアピッチ88mmのユニットの末裔。鋳鉄ブロックのままだったが、動弁系がDOHC4バルブとなって直噴化、オイルパン部に平行配置2軸バランサーが仕込まれるという贅沢な仕立てで、ターボ過給仕様も登場し、それがGTIに使われた。
しかし六代目のときに2.0ℓ直4は新設計のEA888型にとって代わられた。プレミアムDセグメントたるアウディA4にも用いられるべく設計されたこちらは念の入った仕立てとなっていて、ブロックは当然ながらアルミ化、そのブロック脇に本格的な非平行配置の2軸バランサーも備わる。もちろん直噴ターボ過給だ。
直噴/ポート噴射併用のTFSIのシステム図。直噴に必要な噴射圧力はカムシャフトから駆動力を得た燃料ポンプで発生させ、ポート噴射とは別の燃料経路をとる。インテークポートには可変フラップ(VTS)が設けられ、混合気にエンジンの運転状況に合わせた適切なタンブル流を与えるようになっている。
■ 1.8 TFSI
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1798cc
内径×行程 82.5mm×84.1mm
圧縮比 9.6
最高出力 141kW/4200-6200rpm
最大トルク 320Nm/1450-4200rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI+PFI
VVT/VVL In-Ex/○