※価格とスペックは2018年8月のものです。現在のラインナップとカラーリングやスペックなどが異なる場合があります。
REPORT●近田 茂(CHIKATA Shigeru)
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
「803ccの排気量は伊達じゃない。Lツインの鼓動は歯切れ良くかつ柔軟なトルクを全域で発揮しており、市街地から高速まで不足無い。軽やかに回るエンジンと共に自由気ままなツーリングに相応しい」
「ストレートに近いバーハンドルは位置が遠く、筆者の体格(170cm)ではやや前傾姿勢になり、シート前方に座る感じ。1200㏄並列2気筒はどの回転域でも太いトルクと歯切れの良い鼓動感を覚える。操縦性も意外と素直」
「10000rpmまで一気に加速できるポテンシャルがハンパ無く、どの回転数からでも素早い追い越し加速ができる魅惑的な3気筒1050ccである。スリックライクなピレリのディアブロスーパーコルサのグリップも強力だ」
「WSB優勝マシンのエンジンをベースとした1077㏄と聞くと、恐ろしそうなイメージがあるが、実際はトルクフルな出力特性でとても扱いやすい。とはいえ吹け上がりは強烈で、特に7000rpmから発揮されるパンチ力には驚嘆」
「原付二種(125cc)クラスながら、10インチホイールのおかげで50ccのようなコンパクトな車格。タイトターンで扱いやすい軽快な操縦性と4000~5000rpmを常用しながら元気良く走る俊敏さの相性は完璧」
「ゆったりした乗り味が基本だが、峠道での身のこなしは意外にもスポーティ。1648㏄の並列6気筒はウルトラスムーズで、スロットルをワイドオープンした時に豹変するエキゾーストノートは迫力満点」
「大きな車体と重量感だが、手強さを感じない優しい乗り味。ウインドプロテクションが素晴らしく、スクリーンを立てると風がピタッと止み静かなクルージングを満喫させてくれる。これまでのRTと比較すると軽快さと素直さが加味されている」
「水冷並列3気筒DOHC800ccのエンジンは、豪快ではないが低速域で粘り強く、高速域まで全域で頼り甲斐のあるスロットルレスポンスを発揮する。重量的にもパワー的にも、タイガー1200よりこちらの800の方が街乗りに向いているかも」
「直列3気筒横置きの水冷DOHC4バルブ1215㏄のエンジンはおおらかの一言につきる。車重は800より40㎏重いが、ひとたび走り出すと、ドッシリと安定感があり格別の物がある」
「足つき性にも不安は無く、車体の引き起しもこの手のモデルとしては軽く扱える。7000rpmあたりから吸気音の咆哮がやや煩いが、トップ100km/hクルージングは4100rpmで快適にこなす」
「足つき性に関しては弟分のムルティストラーダ950と同様。車重は6㎏ほど重くなり直感として1260の方が手強さを覚える。トップ100㎞/hクルージング時の約3500rpmという余裕たっぷりのエンジンは魅力的」
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