ボルグワーナーのエミッションおよびサーマルシステムズの社長兼事業本部長のジョー・ファドゥール氏 (Joe Fadool) は、「成長著しい電気自動車(EV)市場において、自動車用空調 (HVAC) システムがEVの航続距離に与える影響をいかに最小化できるかが重要な課題になっています。当社は、あらゆる種類の推進システムを利用する新型車両の効率を改善するため、革新的なソリューションを継続的に開発しています。NIOが当社の先進的なPTCキャビンヒーター技術を使用して、最高のエネルギー管理を達成し、車内の快適さを最大化することに貢献できたことを大変うれしく思います。NIOとの事業提携を他の電気推進セグメントへ拡大していけることにも期待しています」と述べている。
ボルグワーナーは、電気自動車向けにさまざまな製品を提供している。5つの電気推進システム向け主要技術セグメントのうち、電動モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクス、サーマルマネジメントの4つを扱っている。また、高電圧PTCキャビンヒーターに加え、電動コンプレッサーのeBooster、eGearDriveトランスミッション、高電圧液体ヒーター、補助冷媒ポンプ、高電圧ヘアピン (HVH) 電動モーターなどの製品でも自動車メーカーをサポートしている。