NTTドコモは東京無線協同組合様との東京での実証実験などを通じて「AIタクシー」を開発し、2018年2月15日よりサービスを開始した。
デンソーテンとデンソーテン販売は、タクシー配車システムで培ったノウハウ、およびNTTドコモと東京無線協同組合と実施した本サービスの実証実験で収集した乗務員の声などを反映し、よりわかりやすく情報を提供できるアプリケーションを開発。まずは、東京無線協同組合、日本交通、熊本タクシー向けにサービスを開始した。引き続き、高いシェアを誇るタクシー配車システムの納入実績を生かし、様々なタクシー事業者に本サービスの導入を提案していく考え。
デンソーテングループでは、自動車業界で急速に進展する「CASE」(Connected・Autonomous・Shared・Electric)の動向を着実に捉え、本サービスをはじめとするコネクティッド、さらには、センシング、パワーエレクトロニクスの領域で新たな事業の創出に努めていく。
(※)携帯電話ネットワークの仕組みを利用し、プライバシーを保護した形で日本人口全体に拡大推計して作成される人口統計データ。この人口統計データは、集団の人数を示す情報であり、顧客個人を特定できる情報を一切含まない。したがって、この人口統計データにより顧客の行動が他人に知られることはない。なお、本サービスで使用する人口統計データは、NTTドコモが定めた、モバイル空間統計ガイドラインを遵守している。 https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/guideline/index.html
・予測をわかりやすく表示!直感的に把握できるインターフェースを採用
・流し営業に便利!30分以内で移動できる地域をデフォルト表示
・需給予測結果と事業者様ごとのリアルタイムな空車車両の位置情報を組み合わせることで、より的確な需要情報の提供も可能
・将来はナビ(ルート案内)と組み合わせた高需要ポイントへの誘導で効率的な運行をサポート
乗務員はタブレットやスマートフォンなどで指定のウェブサイトにアクセスしIDとパスワードを入力することで本サービスを利用できる。事業者は次のような効果が期待できる。
・電車遅延やゲリラ豪雨などに起因する突発的な需要急増に対応
・不慣れなエリアにおける効率的な営業
・実車率のばらつき解消
・新人乗務員様の不安払拭による定着率向上
また、需要を先読みしてタクシーが向かうので顧客の待ち時間短縮も期待される。