PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
スズキのハスラーは大ヒット車。ポップなイメージながら押し付けがましいところがなく、だからだれにとっても受け入れやすく格好良く見えて、老若男女問わずに好評である。カラフルなボディカラーは街を彩り、たくさん走っていても飽きることがない。そんなハスラーに「4人しか乗れない」とか「パワーがない」といってあきらめていた人がいたらしい。その声に応えたスズキからの回答がクロスビーである。
とはいうものの、スズキの開発陣は「ハスラー・ワイド」とか「ビッグハスラー」のようなネーミングにはしなかった。ハスラーの雰囲気は強く漂わせてはいるものの、クロスビーとして開発が進んでいたクルマは「ワゴンのユーティリティとSUVのたくましさ」を兼ね備えた小型車。そこにハスラーのエッセンスをちょっと加えてみたというのがスズキの茶目っ気である。
というわけで軽自動車規格で作られたハスラーと、新世代プラットフォーム・ハーテクトを用いて仕立てられたクロスビー。両者の成り立ちはまったくと言っていいほど異なる。しかし似ているのはだれの眼にも明らか。2台を比べてみよう。
L3760 × W1670 × H1705 × WB2435mmがクロスビーの数値、
L3395 × W1475 × H1665 × WB2425mmがハスラーの数値である。
ニューモデル速報 Vol.565 スズキ クロスビーのすべて
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