ディーゼルのイメージを払拭するべくEVにも注力するフォルクスワーゲン。EVといえどもVWらしい乗り味はあるのか?




REPORT◎佐野弘宗(SANO Hiromune)


PHOTO◎市健治(ICHI Kenji)

急速充電ポートは車体の右側面、普通充電ポートはフロントのVWエンブレム内に設置。

 ライバルとなる日産の新型リーフに対して、e-ゴルフはモーター性能とバッテリー容量でほぼ同等だが、重量は80kgほど重い……と、EV専用設計でないデメリットは少しある。ただ、バッテリーを分散配置することで、普通のゴルフがベースなのに、実用性を犠牲にせずにEV化したレイアウトはなかなか見事ではある。

走行モードは「ノーマル」「エコ」「エコ+」。

 今回はあくまでチョイ乗りだが、操縦性や走行性能はまずまず。印象的なほどの低重心感はないものの、EVらしいロケット加速をかましても、必要以上にアンダーステアが出ないのは前後重量バランスの妙か。シフトレバー操作で回生ブレーキ強度が選べるのはVW製EVの売りで、運転の面白さを強調する演出になっている。

SPECIFICATIONS


フォルクスワーゲンe-ゴルフ


■ボディサイズ:全長4265×全幅1800×全高1480mm■車両重量:1590kg■最高出力:100kW(136ps)/3300〜11750rpm■最大トルク:290Nm(29.5kgm)/0〜3300rpm■交流電力量消費率:124Wh/km■一充電走行距離(JC08モード):301km■車両本体価格:499万円
情報提供元: MotorFan
記事名:「 フォルクスワーゲンはEVもやっている! e-ゴルフにちょい乗り