整備計画に入っていなかった都道府県では大分県に導入実績があるが、それだけに、試験運用を経てからの本格稼働ではなく、いきなり切符を切られそうな雰囲気がありありなのが不気味。主に生活道路を中心に取り締まるそうだ。ちなみに、警視庁によると、昨年までに整備された生活道路の代名詞、「ゾーン30」は約300カ所。とりあえず、近所のゾーン30エリアは警戒レベルを最大限に上げて走った方がよさそうだ。
また、これも警察によるとだが、従来のネズミ捕りで時々、見かける「速度取締中」といった類いの予告看板は出さないと明言している。レーダー探知機が効かないということを考えても、これは、かなりの脅威だ。現時点では、国内には「レーザー波」を感知する探知機は存在していないということは先週の既報どおりだが、とにかく、移動or固定に関わらず、レーザー式の速度取り締まりに対してはドライバーは今のところ対処のしようがない。もちろん、危険を伴う著しいスピード違反はビシビシ取り締まって欲しいが、未だにその速度測定精度が公に証明されていないレーザー式だけに(レーダー式もだが)、相変わらず、誤測定によって不当に検挙される恐れが十分にあるということは認識しておこう。