REPORT●大家伝(OYA Den)
Newプリマベーラと同様に、イタリア本国版については日本仕様との違いなどをチェック済みだ。ここではNewスプリントに絞って、日本仕様をチェックしてみたい。
そもそもスプリントとは60年代後期から80年代に入るかどうかといった期間に生産されたスポーティバージョン。当初から角型ヘッドライトを採用し、若者のスポーツマインドを刺激するようなルックスが好評だったモデルだ。そしてバリエーションモデルだったスプリントヴェローチェには150ccエンジンが搭載されていた。その後スプリントの名は途絶えていたが、オートマチック変速化されたプリマベーラの兄弟車として華々しく復活を果たして現在に至る。
そんな現代版スプリントは、当初のポジションを受け継ぐようにスポーツ性に特化した装備が光る。ボディはベスパ伝統のスチールモノコックを採用。そのため軽量コンパクトかつ高いボディ剛性を特徴とし、快適性と高い耐久性を備えている。
またスプリントを象徴する角型ヘッドライト採用はもちろんのこと、高輝度LEDバルブを採用により、いっそう快適性と安全性にも磨きをかけている。あわせて新デザインLEDテールユニットも採用。そして足元を引き締めるスポーツライクなデザインの12インチホイールに、赤いフロントサススプリングを用いて巧みに走りをアピールする。
2018年8月3日(金)から9月2日(日)までは発売記念デビューフェアを全国のベスパ正規販売店にて開催。店頭でアンケートに答えると、特製クリアファイルが手に入るので、この機会にぜひ。
スプリントはその強いスポーティな外観からプリマベーラとは個性が異なる。なおイタリア本国ではイタリア本国で発表された排気量バリエーションは50cc、125cc、150ccの3種が展開されている。